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コラム

副腎皮質ステロイドをやめ、ナチュラルな軟膏を使用した結果1
2018.05.21
副腎皮質ステロイドをやめ、ナチュラルな軟膏を使用した結果1

幼児や青少年のアトピー性皮膚炎が先進国で増加中です。慢性のひどいかゆみなど、アレルギーや遺伝などといった原因が挙げられます。

 

痛みを伴う湿疹が治らないという場合、医師や皮膚科医らに副腎皮質ステロイドを処方されることがほとんどではないでしょうか。

 

ただ、副腎皮質ステロイドには、いくつか副作用があることを忘れてはいけません。
・肌の角質を薄くする。
・肌の活動を妨げ、皮脂腺が減る。
・肌のバリア機能を傷つける(たった1回の使用でも)。


数週間の使用で考える副作用
・ストレッチマーク
・皮膚萎縮
・線維芽細胞の生成が低下
・コラーゲンとエラスチンの異常
・皮下脂肪と筋肉層の萎縮
・全身作用への影響(特に幼児には危険)

副腎皮質ステロイドの長期使用が依存につながり、結果的にはそれで苦しむことになるという事実について、医療サイドは教えてくれません。ステロイドからの離脱は難しく、その際に起こる症状は「レッドスキン症候群」とも呼ばれています。患者たちによればそれは「生きながら燃やされているよう」と表現するほどです。8

副腎皮質ステロイドの危険性に声をあげ、離脱症状に直面した経験について話してくれたのがマーヤという女性です。

 

ヘンプタッチインタビュー:副腎皮質ステロイドをやめたことで最悪の状況に(

 


ナチュラルコスメによって、肌のトラブルを穏やかかつ安全にサポートできると、ヘンプタッチは考えています。マーヤのように、自身で確かめながら、健康的な肌づくりをしていってほしいのです。このような思いから、マーヤを取材し、アトピーとステロイド離脱の難しさを語ってもらいました。

 

Q:マーヤさん、まずアトピー性皮膚炎に初めてかかったのはいつでしたか?アトピーがあなたの成長過程に及ぼした影響など教えてください。

 

A:アトピーになったのは7歳の時ですから、実に17年間アトピーに苦しんでいます。最初は腕と脚の関節に小さな湿疹ができ、それから背中、胸、上腕、腿と、他の箇所に拡がっていきました。乾性湿疹ですので、常にかゆいわけです。汗をかいたとき、香水、染料、ザラザラした衣類、防腐剤、食べ物に入っているアレルゲンなどで悪化します。

 

14歳の時、友達と海に行ったんですが、荒れた腕や胸、背中を隠さなければなりませんでした。絶対に人には見せないようにしていましたが、真っ赤な湿疹は恥ずかしかったですね。かゆみや肌の不快感のせいで、あらゆる場面で不自由な思いをしていたので、本当に救いがないと感じていました。学校でも、友達といても、大学でも、ストレスを感じている時でもです。

 

皮膚炎は自己免疫疾患ですから、ストレスは特に大敵ですし、皮膚炎が逆にストレスを引き起こすこともあるので、負のループが続くわけです。


1年前までは、患部にはステロイドを常用しつつ、薬局で調合してもらったクリームも併用していました。ちゃんとした皮膚科医に処方してもらっていたので、湿疹にはいいはずと思い込んでいたんですね。でもその効果って、実際は一時的なものに過ぎなくて、長期的な使用は皮膚にもからだにも有害だったようです。その後、ステロイドをやめてみたのですが、事態はそれまでの100倍悪くなりました。

 

Q:なぜ副腎皮質ステロイドの使用をやめようと思ったのですか?それによりますます悪化したり、副作用などはありましたか?

 

A:だんだん湿疹が、体中に拡がっていったんですね。関節部にできた湿疹にステロイドを塗ったら、今度は上腕部に湿疹ができ、結局体中に拡がっていったんです。もうずっとそんな感じだったので、それ自体がステロイドの副作用だとはわからなかった。でもステロイドをやめたという女の子のブログを読んだ時、それが副作用であることに気が付いたんです。想像以上にひどい症状と戦って2年後に、その子の肌は健康を取り戻しました。それを読んで気が付いたんです。症状を抑えるためにクリームを使い続けてはいたけれど、まったくよくなっていないどころか、ひどくなっていると。そう気づいた日から、ステロイドをやめました。

 

Q:副腎皮質ステロイドの使用をやめてから、肌の症状は更に悪くなったということですが、離脱症状が起こったときはどうでしたか?

 

A:「レッドスキン症候群」とか、副腎皮質ステロイドの中止や減量で起こる「ステロイド離脱症状」といった状態を理解した上で、いろいろな話やブログ、支援グループ、その他ネット上の情報リソースを調べ、特に非営利団体ITSAN(www.itsan.org)へのアクセスは重要なものでしたね。ただ、そう簡単にやめられると思ってはいませんでした。それでも、自分がもう強力なクリームを使っていないこと、常用していないという事実が、自分の励みになっていったんです。思っていたよりも離脱症状は大きいもので、大変恐ろしいものでした。

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